藤井もとゆき国会レポート 令和3年4月号

令和3年度予算成立

3月26日の参議院本会議において、一般会計の歳出総額が当初予算として過去最大の106兆6097億円となる、令和3年度予算が与党の賛成多数により可決、成立しました。この予算には新型コロナウイルス感染症対策の予備費5兆円も盛り込まれています。他方、新型コロナウイルス感染症等の影響により税収の落ち込みが見込まれることから、公債の発行額は43兆5970億円となり、公債への依存度は40.9%となっています。
新型コロナウイルス感染症は、先行きの見えない不安な状況が続いています。首都圏4都県の緊急事態宣言は3月21日に解除されましたが、新規感染者は下げ止まりかやや増加の傾向にあり、再拡大へ予断を許さない状況にあります。更に、新規感染者の再拡大が顕著となっている、大阪府、兵庫県及び宮城県の3府県に対しては、4月5から5月5日まで、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」が適用されるに至っています。こうした中、新型コロナウイルス感染症の収束への期待のかかるワクチン接種は、医療従事者に続いて、この4月から高齢者への優先接種が始まりました。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長は、4月1日の記者会見で「高齢者にワクチンの届く6月までが正念場、大なリバウンドを防ぐことがこれからの最優先課題となる」と述べられています。新型コロナウイルスのワクチン接種は、これまでに経験の無い大規模なものとなります。薬剤師の皆さんには、接種会場での薬液充填や接種者の服用薬剤の確認等の役割が求められています。
皆様方のご協力によりワクチン接種が順調に進み、感染症収束への道筋が開けるものと思います。

藤井基之ホームページ http://mfujii.gr.jp/

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