藤井もとゆき国会レポート令和3年2月号

第204回通常国会開会

第204回通常国会は1月18日に召集されました。新型コロナウイルス感染症の急増に伴い、特別措置法に基づく緊急事態宣言が11都府県に発令されている中での開会となりました。
国会では菅首相が施政方針演説を行い、新型コロナウイルス感染症の拡大防止について、これまでのコロナウイルスとの闘いの経験を踏まえた効果的な対策を行うとともに、2月下旬までには新型コロナウイルスワクチンの接種開始できるよう、体制整備することを明らかにしました。
続いて衆参の予算委員会において、新型コロナウイルスの感染拡大防止や経済対策を盛り込んだ、令和2年度第3次補正予算案の審議を行いました。補正予算案は1月26日の衆議院本会議、28日の参議院本会議にて原案通り可決しました。本補正予算の成立により、令和2年度の歳出及び歳入総額は、何れも175兆6,878円となりました。国会は引き続き令和3年度予算案の審議が行われます。
また「新型インフルエンザ等対策特別措置法等の改正法案」は2月3日に可決、成立しました。本改正法案は、感染症法及び検疫法の一部改正も含めた一括法案として提出されたもので、新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえ、まん延防止等の重点措置を創設すること、緊急事態措置における施設の使用制限等の要請に応じない者に対する命令を可能とすること、宿泊療養・自宅療養の要請を法的に位置づけること等の規定が盛り込まれています。
この他、厚生労働省はこの国会に、「医療法等の改正法案」、「健康保険法の改正法案」、「B型肝炎給付特別措置法の改正法案」及び「育児・介護休業法等の一部改正法案」の4法案の提出を予定しています。
新型コロナウイルス感染症の早期収束を図るとともに、来年度予算並びに提出法案の1日も早い成立に努めて参りたいと思います。

藤井基之ホームページ http://mfujii.gr.jp/

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